加算平均コンポジットでのノイズ軽減

天体写真を撮る人達の中では割と常識的な処理方法のようになっている、同じ構図の写真を複数撮ってスタック/コンポジットすることでノイズを減らす、という方法。

何枚をコンポジット、という結果はよく見つかるのですがどれくらい違うのかがパッとわかる比較が少ないので、参考になれば幸いです。

まずこちら、コンポジット前の一枚の写真。ノイズが目立つようトリミングして露出を無理やり上げています。

続いて5枚を加算平均コンポジットしたもの。Photoshopで重ねて合成しています。

実際やってみると、数枚程度でも結構目に見えて軽減されるもんです。天体写真だと、この後ガッツリ露出の調整をすることも多いので、事前にノイズの少ない滑らかな画像にしておくことが肝要なんですね。(追尾が正確じゃないので少し星像が丸くなったりしてます)

ちなみにPhotoshopのレイヤーで合成する方法は、まず全部の画像の位置を合わせた後(上のレイヤーの合成モードを一旦「差の絶対値」にして合わせるとやりやすい)、各レイヤーの透明度を下から順に1/1 (=100%)、1/2 (=50%)、1/3 (≒33%)、1/4 (=25%)、1/5 (=20%)、…と設定していきます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする